マツダ 46V

ん~。
明後日水曜日は東京湾のサワラ。
・・・だったのに早くも出船中止。大雨大風予報。なんだかなぁ。

先日輸入車の実車と色の配合表が全然違うから調色に手間がかかるって書いた。
国産車でも調色、塗装が難しい色が出てきている。

ここ1,2年?でよく聞いたのがマツダの「46V」という赤。
塗装する人何人にもどうやってる?って聞かれた。

でもその時までは一台しか塗ったことなくてしかもバンパーの角をちょっと補修しただけ。
あまり気にしなかった。

でもボンネットとバンパー交換の仕事が来てみんなの言ってた事が分かった。

ボンネットを塗るので調色は隣のパネルのフェンダーでする。
光の当たる角度から見ると合っていても逆側から斜めに見ると全く違う。

こんなのを10枚以上塗っても良くならない。
最後は塗料メーカーに聞いた。

「特別塗装仕様書」というものがあった。
補修難易度の高い色にはあるとの事。読むと非常に難易度が高いと書いてある。
「ハイライトの鮮やかさとシェードの深みを際立たせる」と。
このシェードの部分が上手くいかない。

普通に配合表みて塗るとベースカラーがあってカラークリアーがあってクリアで終わりの3工程。
仕様書では更に配合表には表せない1工程加えてある。
それ通りにやってみるとあれだけ合わなかった透かしの色がピタっと合った。
ベースカラーに使われているアルミ顔料の配列を水平にするための工程らしい。

ベースカラーを入れて

カラークリアー入れてクリア入れて終わり。

色付きで出なかったバンパー上部も塗って


組んでみる。

外に出してどの角度からみても色が合ってる。
仕様書読まなかったら絶対に上手く調色できなかったな。

・・・うちはマツダ車少なくてよかった。